1978年生まれのクソガキraf00がPCゲームを知っていたという証言

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Yahoo!ジオシティーズの終焉に、「ヤバい、やっぱりその時その時に思ったことをメモ程度でも残しておかないと後で振り返ることができなくなる」と危機感を感じたので、メモ程度に。

俺たちは何故、周囲で誰も持っていないパソコンのゲームについて知っていたのか: 不倒城
昔の子供って海外PCでしかプレイ出来なかった頃からウィザードリーとかウルティマを知ってたよね

この話題、1978年生まれとして大いに同感で、個人的な記憶を残しておきたい。

ファミコンが発売されたのは小学校に入る前の幼稚園のころ、小学校に入り友達と遊ぶようになってすぐにファミコン・コンピューターゲームに接するようになった世代だ。
幼稚園の頃からゲームウォッチには触れていたので厳密には初めてのコンピューターゲーム体験というわけでもないだろうが、「ファミコンによってゲームの楽しさを知った」と言って概ね問題はない。

ないのだが、「ファミコンだけがゲームの世界ではない」ことを知るタイミングは案外早かった。
1985年、地元の駄菓子屋に友達と連れ立って行ったときに、脇に置かれたアーケード筐体で「忍者くん(魔城の冒険)」を見て「ファミコンと同じゲームが外にはあるんだ」という発見をした時のことは忘れられない。その翌年、駄菓子屋でお兄さん世代が熱狂していた「魔界村」がファミコンで発売され、これをプレイすることで「ファミコン版とアーケード版ではどうやらクオリティに違いがあるらしい」ことをぼんやりと認識もした。

またこれは幸運ではあったが、友達のお兄さんがMSXを持っていて、「コンピューターというなんだか難しい機械でもゲームができるらしい。しかもファミコンよりもすっごいゲームが」という認識も持てている。

個人的にはこんな経験を1986年段階でできているわけだが、同年代に小学校低学年を過ごした人にとっては別段珍しいものではないだろう。ファミコンによって知った「コンピューターゲーム」は当時の子供にとって途方もなく面白い存在で、コンピューターゲームに関わる情報の重要度は高かった。

書店でゲーム雑誌を見かければすぐに立ち読みするし(今を過ごしていると忘れてしまうが、昔は立ち読みに対して本当におおらかだったので、ゲームに詰まると本屋に行き詰まった場所の攻略法を立ち読みして知識をつける…なんてこともやったものだ)、マイコン雑誌などはゲーム雑誌と同じ棚に並べられることが多かったので、当時の子供が見逃すはずがない。
当時のファミコンにはほとんど存在しなかった「アクションゲームではない、とても複雑で高度なジャンル」はあまりにもエキサイティングで、それをプレイできないことに歯噛みをしたものだ。

なので、raf00もドラゴンクエストIIをプレイする頃にはすでに多くのPCゲームの存在を知っていた。しんざきさんが挙げられているようにウルティマやウィザードリィの存在を知っていたし、ローグとやらはダンジョンの形が毎回変わるらしいことに興奮したし、そしてマイト&マジックについて「これまでにない圧倒的な自由度」という評価に夢を見るほど憧れもした。
中学に入る頃にはエロゲーにも関心を覚えるようになったが、ランスシリーズなどは「結局今までプレイしたことが一度もないのだが、シリーズを通して愛着がある」ほど印象に残っている。

というわけで、ファミコンとともに育った世代でも、結構PCゲームって知ってたものですよという証言を残すだけ残しておきたい。