「容姿」というのは人間の数あるスペックの中でもかなり潰しが効くものの1つであることは間違いない。
なので当然新卒採用にも幾分の影響はあるのだけど、「この人と一緒に働きたいか?」を見極めるのだからどうしたって無関係ではありえないのだけど、この数年採用に関わってきて、容姿そのものよりも重要に感じるポイントがあるとは思っている。
それはひどくぶっちゃけた話なのだけど、評価するのは容姿そのものよりも、「自らの容姿に対してどの程度のフォロー・カバーをしているか」というところ。
容姿が劣っていることをマイナスとしないように清潔な髪型、服装を心がける、あるいは普段からその(本人が感じるところの)短所をカバーするためにおしゃれを普段から心がけているのだなと感じられると、容姿の見劣りを充分に取り返すことができる。
本当に、その程度で容姿問題の多くをチャラにすることができる。
逆にまずいのは「生来の容姿が劣っているからと、見た目に関する一切を捨てて面接に臨んでしまう」こと。シワシワのスーツにボサボサの頭なんかでいたりすると、マイナス点はめちゃ上がる。ひどい話だけど「協調性」「コミュニケーション能力」といった明確な評価にまで食い込むマイナス点になってしまう。
これはよほどのイケメン・美人でなければ共通してマイナスポイントになる要素なのだけど、容姿にコンプレックスを持っているだろう人に特に多いので気をつけるべきだ。
不潔な人と一緒に働きたいか?Noだろう?
面接の前にはスーツにビシっとアイロンをかけておこう、バランス悪いカットをされない多少まともな床屋で髪を切ってもらおう。それだけで容姿問題はかなり軽微な問題に格下げできる。
「清潔感」っていうのは要はそういう話だ。
だって、みんなが憧れる大手広告代理店だってテレビ局だって、普通にブサメン、不美人が入社してるんだぜ?そして今の時代、新卒応募者が足りなくてとにかく来てほしくて仕方がない局面だぜ?