先日、用事があって群馬に行ったんですよ、群馬。
車を走らせること2時間。
人の気配も少ない山道を走っていたら、突然車に襲いかかってきたんですよ。猛獣が。
いやぁもうびっくりしちゃいましてね、慌てて車を走らせました。そしたらね、道中を獣が塞いでいて、にっちもさっちもいかないんですよ。
もうね、群馬怖い。群馬凄い。群馬最高。
というわけで、群馬サファリパークに行ってきたんですよ。
■マジで群馬サファリパークが楽しすぎた件
さて、群馬サファリパークです。ほんとにほんとにほんとにほんとにラーイオンだーの富士サファリパークよりも知名度が低いのですが、立派なサファリパークです。
車で乗り込んで動物を間近で見るも良し、バスに乗って独自の楽しみを得るも良しと、最高に楽しい動物園です。
この群馬サファリパーク、楽しみ方がいくつかあります。
・マイカー(orレンタカー)
自分の車で園内を回る実にサファリパークらしい楽しみ方。完全に自分のペースで進めるので、延々猿を眺めるも良し、猿をスルーして猛獣エリアに突き進むも良し、というワイルドプラン。ネット上での評判を見ると「車が汚れる」「猿がボンネットの上で暴れて凹んだ」「ライオンにバンパー噛まれて傷になった」などクレームじみた評価が見られますが、ライオンにバンパー噛まれて傷になったってそれ最高のご褒美じゃねーか!「車傷になってるね、どうしたの?」「いやぁ…ライオンに噛まれちゃってさー」なんて自慢以外の何物でもないじゃないですか。「えっ…マジライオンに噛まれたの?ワイルドでステキ…このままラブホに連れて行って…!」みたいな展開になっちゃうじゃないですか!
って感じで大変良いです。あとマイカーを使うともうひとつメリットがありますがこれは後述。
・餌やり体験バス
サファリのバスに乗ってガイドされたりしながら、道々で野獣や猛獣に餌をやれるプラン。ライオンに餌付けできるチャンスです。
野獣たちも「あれが餌やりバスだ」とわかってるので、妙にやってくる。近づいてくる。多種多様なサービスを見せてくれながら突き進む、ふれあい大好きっ子にはたまらないプラン。
・レンジャーツアー
飼育員が運転するオフロードカーで、マイカーでは立ち入れないルート外を爆走、猛獣たちを最も間近で眺められるワイルドすぎるプラン。マイカーで走ってたらレンジャーツアーの車が動物たちを蹴散らしていくのがよく見られました。ただしサファリ内での餌やりはできない。
今回は目一杯楽しもう!と思い、餌やり体験バスとマイカーを選んでみましたのよ。
■餌やり体験バスでライオンにエサをやった件
というわけで餌やり体験バスです。定期便になっているので、時間になったら指定の場所に集合。
餌やり体験バスの勇姿がこれだ!
うん、これでどこの子供が騙せるのかわからないけど、餌やりバスだ。妙に目が怖い。
つーかこんな見た目で草食動物たちが怖がらないのか。
ま、そんなバスに乗ってサファリに入りますとね、キリンがお出迎えしてくれるのです。
で、ガゼルっぽいのやら…
頭がデカすぎるバイソンやらに草をあげたり、指をベロベロ舐められたりしながらバスは進みます。
獣だらけでもうテンション上がりっぱなしです。サイもいるしね。
草食動物エリアを超えると、バスは一旦ウォーキングサファリゾーンに停止します。
30分ほどの自由時間で、普通の動物園のように各種檻の動物たちを眺められるゾーンなのですが、ここは後述しましょう。
そして、再びバスは走り出します。ライオン・トラのいる奥地へ!
でも、トラ、思いっきり寝てました!ホワイトタイガーは檻の中で走り回ってました。
(なお、ホワイトタイガーは子供が2頭いて、10月までは抱っこできたそうです。畜生)
で、ですね。猛獣ゾーンに入るときに足元にエサが置かれていまして。
馬肉と鶏肉。これで二人分。ちっちゃいのでライオンのおやつですな。
で、ライオンゾーンに行くと、愛想の良い子がやってくるのです。
食ったよー!食ったよー!差し出したはさみにそっと近づいて食べるその姿は完全にネコだよー!
お前らも出てこいよー!
って感じで、ちょう楽しめます。
■昼飯が意外と美味い件
さて、動物にエサをやっているとこっちも腹が減ります。飯を食いましょう。
群馬サファリパークで飯を食おうと思うと、選択肢は一つ、レストランサバンナです。
なんだかしょんぼりした見た目ですが、変なのぼりが立ってます。チャレンジしてみましょう。
ワニの唐揚げ。これはレッドロブスターなんかでも食べられますね。歯ごたえのある鶏ササミ。美味い。
ダチョウのたたき。園内にダチョウがいるんですが、この際それは忘れましょう。っていうかここでも掛川花鳥園でもダチョウはやたらと気性が荒く、エサやりで毎回喧嘩になってるので、この機に思い切り食らってやりましょう。実に美味い。
で、レストランサバンナのおすすめメニュー、インドネシア料理盛り合わせのナシチャンプル。
動物園のレストランのメニューと思えないほどに美味い。ズルい。会社の近くにあったらランチで2週に1度くらい通う。っていうか動物園のレストランとは思えないほどのボリューム。獣肉食らった後だとそれなりにキツい。
あと、さすがサファリパーク、園の外にも野獣がいる。
■マイカーで入ると楽しすぎる件
さて、昼飯も食ったところで今度はマイカーで出陣です。マイカーの特徴は「自分のペースで見て回れること」と先述しましたが、これはツアーとは全然違った楽しみがあります。動物がアホほど近かったりするのもありますが…
なにより楽しいのはウォーキングサファリにい放題ということ。ツアーバスなどでは30分しかいれないので、楽しみ放題です。
そしてこのウォーキングサファリ、餌やり放題、ふれあい放題です。
■ふれあい放題すぎる件
動物園はそれ自体楽しいものですが、見ているだけじゃつまんないでしょう。やっぱりエサをやれて、撫でくりまわしてこその動物園。その点で群馬サファリパークは素晴らしいふれあいすぎ動物園です。もうやりたい放題。というか人間のほうがやられ放題。
なお、こういうふれあい型動物園を全力で楽しみたいなら、土日の特に午後は避けるべきです。奴らもらいまくって腹一杯になると急に愛想が悪くなるので。その点我々はぬかりなく、月曜有休を取得し臨んでいます。腹をすかせた獣たちに、思う存分襲われまくります。
■動物園としては近すぎる件
エサをやれない動物たちもたくさんいますが、こちらも他の動物園と比べると妙に距離が近いのが特徴。おしっこ飛ばされたりとかそういうリスクのことは考えていないのでしょう、群馬だから。
そんなわけでね、群馬サファリパーク、楽しすぎます。
入園料が2500円とちと高いのですが、2周回るつもりなら年間パスポート5000円を取得しちゃうと、残り1年はマイカーで入り放題というよくわからない料金設定なのもまた魅力です(今回は埼玉県民入園半額キャンペーンだったので、次回来るときに年パスは取得したいですな)。
結構マイナーな動物園ですが、アホほどふれあえて楽しいのでかなりおすすめ。
あと、飼育員の趣味が我々向けなので、そのへんもぜひチェックしてみてほしいです。こういうの。
「シンちゃん遅いよ!」……
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