【趣味の銭湯】東上野 寿湯(天国)イベントで昇天した話

日常雑記
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2017年のネット動向まとめとこれからのインターネットについて書こうとしているのですが、そんな中でまさかのオフレポですよ。ちょっと自分でも驚きですよ。

【朗報】東京の名銭湯「寿湯」がハリウッドとコラボして灼熱&酷寒に!銭湯好きは急げ![PR]

先日、ヨッピーさんがこんな記事を公開されていました。
上野寿湯。国内屈指の観光地上野駅から徒歩7分ながら、上野公園や御徒町アメ横の逆側という閑静なエリアにある、「都内屈指の名銭湯」と銭湯愛好家に愛される有名スポットです。
かねてより名声は聞いていて、仕事の用事で前を通過することは何度もあったのですが、なかなか行くことのできなかった待望の場所でした。自転車で立ち寄るには若干微妙な場所でもあり、台東区に滞在する機会は最近めっきりなくなっていましたし。

しかし、この寿湯が映画とコラボレーションして「地終嵐湯」に変貌する、併せてヨッピーさん主催で入湯イベントを開催する、となれば行くしかありません。記事を見た直後にイベント参加の申込みをして、そして行ってきました。

昔ながらの風情ある銭湯……にアレゲなパニック映画のハリボテを組み合わせた感じには驚きますが、普段は大変に風情のある銭湯です。

入湯料は480円、サウナ料金は200円、フェイスタオル・ボディタオル・アカスリタオルのセットが50円と破格の安さ。入り口には駄菓子や飲み物、アイスも売られていて、地元に愛される空間であることがよくわかります。
入り口には英式・仏式の自転車用空気入れが置かれていて、我々自転車乗りのことも考えてくださっている。これはもう恋しちゃうしかない。

さて、風呂ですが(写真を撮ることができませんが)、入った瞬間、「あぁ、これは噂に違わぬいい銭湯だ!」とわかります。これはもう鼻でわかる。悪い臭いが一つもしないんです。隅々まで丁寧に掃除が行き届いている証拠。一見ステキでも排水臭さが気になってくつろげないスーパー銭湯や、タイルがヌルヌル、足拭きがじっとりしていて不快感ばかり感じる銭湯は少なくなく、「清潔である」というのは良い銭湯の必須条件。清潔な銭湯はサービスの面でも優れている事が多く、その点で寿湯はずば抜けています。

シャワーやカランはかなり古いものでありながらきちんとメンテナンスが行き届いていて使いやすく、カルキやパイプのサビ臭さもない。小さいですが実にさっぱりした風呂です。

のんびり入れるぬるめのジャグジーはそのままに、薬湯がイベント仕様のマグマ湯に変わっています。

超江戸っ子仕様のマグマ湯がとにかく熱くて最高。

この薬湯は普段から設定温度が45度。かなり高温で全身がビリビリ痺れるくらいの熱さです。イベント中はこれにさらに唐辛子の入浴剤を投入し、最強に汗をかける仕様になっています。
熱い風呂が苦手な人だと腰まで浸かっていられないような熱さですが、raf00はこういう江戸っ子的な熱い風呂が大好きです。

こういう熱風呂はスーパー銭湯ではあまり見られず、古い銭湯や公衆浴場に多くあります。銭湯慣れしていないとびっくりすると思いますが、銭湯愛好家になるとたまらない存在になります。特に自転車で存分に走って疲れ切った身体で、こういう激熱な湯にさっと短時間浸かると面白いほど気力体力が回復して最高なんですよ。

高温・塩、2種のサウナで全力で汗を出せる。

寿湯の男湯側には高温の遠赤外線サウナと湿度たっぷりのコンフォート塩サウナが2室用意されています。
今回のジオストームイベントでは遠赤外線サウナは95度と高温設定(とはいえ普段からこのくらいの熱さだそうですが)。ガーッと熱いサウナでガッツリアチアチになって水風呂に飛び込む。サウナーにとってこの上ない幸せです。

また塩サウナは据え付けられた塩を身体に揉み込んでじっくり汗を流せる低めの温度。高温サウナが苦手な銭湯初心者でもがっつり汗を流せるのでおすすめです。

raf00が一番通っている越谷の「天然温泉 ゆの華」も高温サウナと塩サウナの組み合わせがあるのですが、全身から全ての汗を流し尽くしたいエクストリームサウナーなraf00は「高温サウナに12分、その後塩サウナに身体に塗った塩が全て流れ落ちるまでじっくり入り、水風呂にIN」というルーチンを好んでいます。いくらサウナ好きとは言え15分以上高温サウナに入るのは流石に苦行、しかし塩サウナであれば体に負担がかからず汗を流し続けられます。

この2つのサウナが備わっている寿湯、まっこと最高としか言えません。

2種の水風呂がたまらない。

こちらも男湯限定ですが、サウナだけでなく水風呂も2種類あります。
井戸水が冷たく心地よい、浅めの岩風呂タイプの水風呂。
地下に設けられ空気もひんやりとした洞窟水風呂。今回こちらがイベント用にメントール入浴剤をプラスした猛烈冷え冷え仕様。

がっつり熱い風呂とサウナがありつつ、水風呂も2つですよ。交互浴が欠かせない人には天国すぎませんか?期間中の夕方は洞窟水風呂に氷塊がプラスされるという鬼イベントがあったようですが、これを体験できなかったのは残念至極。

寿湯には銭湯の悦びの全てがある

寿湯は小さな銭湯ですが、さらに露天風呂と野外での休憩スペースもあり、スーパー銭湯級に多彩な楽しみ方ができます。古い銭湯は風呂の楽しみ方が単調になってしまい、なかなか長居をしにくいのですが、寿湯は薬湯・サウナに水風呂と、何時間でもいられる魅力があります。

それぞれの施設が心地よく、たしかに「東京一の名銭湯」と呼ばれるだけのことはあります。銭湯神ヨッピーさんが全力でおすすめしている銭湯の楽しみを余すことなくしゃぶり尽くすには、寿湯は最適と言えるでしょう。銭湯ビギナーも安心して、銭湯愛好家は自分の楽しみ方を存分に楽しめる、最高の銭湯です。

今回は特別なコラボイベント、さらにヨッピーさんのイベントという特別な機会でしたが、寿湯は本当に天国なので、ぜひ行くべきです。行かずして銭湯好きとしては死ねない場所ですよ。

銭湯神は銭湯神だった

と、寿湯を全力で楽しんだのですが、ちょっぴりオフレポ。
raf00も銭湯・温泉・サウナ愛好家として様々な風呂に行っては汗を流しまくっているのですが、「風呂の入り方」というのはなかなか自己流にしかならないものですし、他人の風呂の入り方を眺める機会というのもありません。今回、銭湯神であるヨッピーさんはどのように風呂を楽しんでいるのか、さり気なく眺めていたのですが、銭湯慣れした人というのはやはりリズムがいいですな。さぱっとサウナに入り、水風呂を楽しみ、実に堂々としたものでした。
銭湯神は伊達じゃない。

raf00は「全力で汗を流してやるぜ!」とかなり体力に負担がかかるルーチンを組みがちなのですが、良い風呂で軽快に楽しむだけでもかなり深く「整う」ものだと学ばされました。

昨年、ネット活動がかなり停滞気味になり仕事ばっかりしていたので、2018年はネットで活躍する人たちにたくさん会おうと思っていた矢先のイベントでしたが、マジで最高でした。ありがとうございました。