俺の2017年は始まったばかりだぜ!raf00です。
今年もずいぶんとたくさん走りました。そしていろいろと買いました。最後にはロードバイクそのものを買い換えることになりましたが、2017年は「初めて試すアイテム」よりも、「いろいろと使ってみたけれど、革新的に使い勝手が優れたアイテム」に出会うことができました。
というわけで、2017年のロードバイク生活のまとめとして、「購入して本当に良かったアイテム」をいくつかご紹介しておきます。
■マルト(MARUTO) 車輪固定フック(3本)
今年、自転車関係の買い物の中で最も効果を実感したと思えるアクセサリーです。
輪行する時は前後のタイヤを外してフレームにくくりつける必要がありますが、通常輪行バッグに付属しているのはナイロンのバンド。輪行においてこのナイロンバンドでタイヤとホイールを締め上げる作業というのが一番面倒でした。
このマルト車輪固定フックは「ひっかけが付いたただの太い輪ゴム」。
ぐいっとゴムを伸ばしてプラスチックのパーツで引っ掛けるだけという実にシンプルなアクセサリです。「留め具の穴に通して締め上げる」といったナイロンバンドの面倒臭さは一切なく、瞬時に固定が完了するので輪行の手間が大幅に減らせます。
ナイロンバンドや有名な代替方法であるマジックテープ固定法と比べてかさばらず、輪行装備のコンパクト化にも役立ってくれています。
輪ゴムなのでどの程度保つかはわかりませんが、ナイロンバンドも使っていると結構汚れて不快な存在になるので、交換可能な消耗品と考えると、悪くないのかもしれません。
輪行をする方にはダントツでおすすめです。
■モンベル コンパクトリンコウバッグ
輪行バッグはこれまで超定番オーストリッチのL-100を使っていたのですが、収納袋をなくしてしまったので、モンベルのコンパクトリンコウバッグを購入しました。
L-100は縦型と呼ばれるタイプで、収納時のサイズが小さいのがメリットですが、専用のエンド金具が必要でこれが面倒なこと、やや倒れやすく、倒したときなどにリアディレーラーにダメージが行きがち、さらに縦幅があるので駅の階段を昇り降りをしている際に階段にぶつけがち…などデメリットはそれなりにあります。
今年購入したモンベルのコンパクトリンコウバッグは横型。
前後タイヤを外して、フレームを逆さに下状態で収納する形式です。収納サイズがやや大きくなってしまうので、混雑した電車での輪行は諦めなければなりませんが、作業的には楽になります。
で、このコンパクトリンコウバッグのメリットはとにかくその名の通りコンパクトなこと。
オーストリッチL-100が「ぎりぎりボトルケージに入れておけるサイズ」だったのに対し、コンパクトリンコウバッグは「きれいに収納しすぎるとボトルケージの中で遊ぶ」ほどです。エンド金具などが不要なのでジャージのポケットに入れておくこともできるなど、ずば抜けて高い携帯性を持っています。収納袋が独立していないのも(L-100の袋をなくしたraf00にとっては)ありがたいところ。
収納方法も簡単です。フレームを逆さにしてタイヤを固定、収納袋を上からばさっとかぶせた後、底を巾着のように紐で縛るだけ。紐の部分も収納ポケットにしまっておけます。
目につくデメリットは生地が薄いこと。ただ、今年一年20回以上使ってきて今のところ目立ったトラブルはないので、自転車本体に気を使う利用法をしている範囲では問題にはならないでしょう。
2017年はこのコンパクトリンコウバッグとマルト車輪固定フックによって、飛躍的に輪行のストレスが減りました。
■エクシオネックウォーマー ネックゲーター
冬場のライドは顔が寒いのでフェイスマスクを使いたい…と思いながら数年、あれこれとフェイスマスクを買っては試しています。寒さを防ぐだけならバラクラバが一番効果的なのですが、暑くなった時に調整が効きにくい。他保温のきくネックウォーマーも使っていたのですが
・チクチクする
・息苦しい
・呼気でアイウェアが曇る
・マスクそのものも湿っぽくなってきて不快
・それなりの距離を走ると今度は暑い
など、なかなか良いと思えるモノには出会えませんでした。
が、このエクシオネックウォーマーは口元がメッシュになっているので、呼吸は阻害しないし頬や顎、首はきっちり風から守れるなど、スポーツ用のフェイスマスクとしてはなかなか秀逸です。
耳は他のアイテムで温める必要がある、氷点下ライドだと本当にバラクラバあたりが必要になるとは思いますが、関東の冬用には最適だと思います。
■Ass Savers
今年はロングライドでも通勤でもやけに雨に祟られた一年でした。
ロードバイクに乗っていて困るのが泥跳ねで、特に後輪の泥跳ねは直接臀部に直撃するので困ります。
で、以前から有名だったAss Saversを装備してみましたがこれが快適。
普段はサドルの裏側に折りたたんで収納しつつ、地面が濡れている時にさっと取り出して使えるので便利。19gと普段はほぼ無視していられる重量で、サドルバッグを付けているとより安定するので落とす不安もあまりなく大変便利。1000円程度と買いやすく、バックパックを持っていくならそちらに入れておいても良いので、一つ買っておくべきだと思います。
■ファイントラック スキンメッシュT メンズ
普段着る服やウェア関係は安いものばかりなのですが、「ヤバすぎる」と聞いて買ってみました、高機能メッシュアンダーウェア。夏冬問わずraf00は自転車に乗るとかなりの汗をかくのですが、汗をかきすぎることで汗冷えには結構悩まされていました。
そこでこのメッシュアンダーウェア。夏であればかいた汗がさっと外に逃げるので胴回りのベタッとした感覚に悩まされることなく快適に走り続けられますし、冬であれば汗が肌にまとわりつかないので極端な冷えを感じることがありません。
購入以来、外せないアイテムになってきているので、2018年はウェア関係もいろいろ試したくなっています。
■ボントレガー プロスピードボックス
「そもそも付けるべきか」という議論がサイクリストの間でも、装備する自分自身の脳内でも巻き起こりがちなトップチューブバッグですが、raf00はこれまでいくつものトップチューブバッグを試しています。
トップチューブバッグのデメリットとして
・かさばるものだとダンシングで足にひっかかる
・トップチューブに固定するためのベルクロがジャージに接触して傷がつく
・出し入れがなにげに面倒で結局取り出しやすい場所にある意味がない
といったポイントが挙げられ、それで使わなくなったものも多いのですが、今年出会ったボントレガーのプロスピードボックスは革新的です。
まず、固定用のストラップが、バッグの内側で固定する仕組みになっているので、見た目がスッキリしているだけでなく、ジャージを傷つけることがありません。固定部分がゴム素材でズレないのも○。
また、459ccというそこそこな容量ですが低め長めのデザインでダンシングの邪魔にもなりません。
さらに真ん中のメインポケットはジッパー式できちんと収納できる上に、両サイドに伸縮性のあるメッシュポケットがついているので、補給食のゴミをさっと入れておけるのがメチャクチャ便利。
ロングライド時にサドルバッグと使い分けで用いたいトップチューブバッグですが、これはかなりオススメです。これまでトピークのものを使っていましたが戻れません。
■Specialized Road Swat Storage
今年購入したスペシャライズドのルーベ/ルビー専用の秘密兵器。
スペシャライズドはこれまでもいろんな「収納」を提案してきましたが、今回のものは特別に魅力的です。
ボトルケージの下にあるデッドスペースを活用するツールボックスで、マルチツール、CO2ボンベ、タイヤレバー、バルブエクステンダー、タイヤチューブ1本をコンパクトに収納できます。最低限のパンク修理キットではありますが、これを常備できるのはやはり心強い。
またこういうアイテムを足元に置いておけるのでサドルバッグを付けないor別用途に利用できる上、低重心・安定性の向上にも役立ちます。
惚れ込んで仕方のない、ルーベのマットブラックカラーに異様な一体感を与えてくれるルックスも最高で、見るたびニヤニヤします。これはもう、ルーベを買った人だけが享受できる愉悦ってやつです。