三ヶ日で年末年始休暇は終わりなので、早速走り始めしてきましたraf00です。
しかしなんというか、大晦日も正月も全然年末年始感がなく過ごしました。いやさ大晦日には年越し蕎麦を食べ、紅白テレビに映しながら年末格闘技を見て夜を過ごし、ゆく年くる年を一通り見終わったら西新井大師まで初詣に出かけ、元旦を雑煮を食いながらのんびり過ごして実家にも帰るなど、実に年末年始らしい過ごし方をして、「完璧な年末年始」を送ってきたはずなんですが。
それでもなお、「年末年始ってもっとこう…アレな感じだろう!」という感覚を持っていたのですが、今日自転車でさまざまな場所を走っていてなんとなくわかりました。
なんかねー、どこの店も普通に営業していて、一応「初売り」みたいな言葉は並んでいるんだけど、みんな普通に日常でするような行動ができちゃってる。門松なんかは見かけないではないんだけど、年始らしい特別感があるかっていうと特にない。店舗だけでなくネットがある、スマホもある。実に便利。実に普通。
便利すぎて、年末年始が特別な期間に感じられなくなっているような気がします。
もっとこう、不便で退屈で、「あぁもうテレビでも見るしかないか、つまんねえんだけど」という正月を過ごしたいものです。やることなくてコンビニに行って、数週間前に発売されたジャンプの残りを立ち読んでみたりしたいものです。
とはいっても、氷河期世代なので子供の時分からコンビニは(今ほどの密度ではないにせよ)24時間いつでもやっていたし、2日から初売りもしていたし、自分も毎年2日に田舎である江ノ電沿線に泊まりで出かけていたので初詣は毎年鎌倉、ということは一年で一番賑わっている時期ではあったし、爺ちゃんからもらったお年玉を握りしめて本屋に駆け込んでいたので、「正月なんてお店は全然やっていなかった」という記憶があるわけではないのですが。
「やるべきこと」も「いつでもどこでもできること」も「暇つぶし」も、すべてが山のように積み重なっている今、正月にそういう「贅沢な退屈」が得られたらいいなぁ…などと思いましたわ。