私的自転車選び考 -自転車の種類を知る

自転車
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無性にブルホーンハンドルのクロスバイクがほしいraf00です。かっこいいから。

Twitterである人がスポーツ自転車に興味を持たれているのを見て、「これから自転車を買う人向けの自転車の選び方」についてまとめて書きたくなりました。というわけで書き始めたらとんでもない量になったので、テーマを絞って散発的にブログに投げ込んでいきたいと思います。ネットには多くの自転車の匠がいらっしゃるので、あくまでraf00視点という感覚で読んでいただければ幸い。

初回は「自転車の種類を知る」ことから。
「自転車が欲しいなぁ」と思ったら、まずママチャリ・ミニベロ・折りたたみ自転車・マウンテンバイク・クロスバイク/ロードバイクあたりが頭に浮かぶのではないでしょうか。今回はこれらの種類ごとに特性を紹介したいと思います。

さて、今6種類の自転車を挙げましたが、それぞれの車種が目的とする「快適さ」には大きな違いがあります。なんとなくのイメージで「クロスバイクが欲しい」「折りたたみ自転車が欲しい」と車種を決め打ちしがちですが、実際に買った後に目的と違ったことに気付くパターンは大いにありうる話です。というわけで長所短所や目的というところで紹介を進めていきましょう。
なお、「この形状がかっこいいから」というのは1つの立派な理由になり得るので、この目的を持っているならば突き進むべきだと思います。

■シティサイクル(軽快車・ママチャリ)
目的とする「快適さ」:足代わりの日常利用

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一般的に「ママチャリ」と呼ばれる自転車で、乗車しやすいフレーム形状、カゴやチェーンカバー、スタンド、ドロ避けなど日常走行に便利な装備一式が組み込まれていること、耐パンクタイヤや内装変速機など、めったにメンテナンスをしないでいても性能劣化しにくいという特性を備えつつ、爆発的に安価であるなど、明確なメリットは多く挙げられます。

当たり前と思われるかもしれませんが、他の自転車と比較すると大きなメリットであると言えます。シティサイクルの外の世界は、毎週タイヤの空気入れや掃除や注油などメンテナンスの手間や、服装や荷物でそれなりの制限がかかるなど、購入前に想像するよりもはるかに面倒なもの。
その点でシティサイクルは日用品としての懐が驚くほど広く、日常の様々なシーンで活躍します。
「ロングライドとか全く考えていないけど、今のママチャリよりももうちょっと速くて快適な自転車が欲しいな」という目的であれば、シティサイクルの中で軽くてよく走るモデルを選んだほうが結果幸せになれるかもしれません。

とはいえシティサイクルは日用の装備、耐久性に偏っているので、走行性能は最も低い部類ではあります。
重量は非常に重く20kg近いものが主流で、パワーロスが大きく惰性走行での減衰も激しく、基本的には平均時速15km程度で距離にして10kmほどの行動範囲をカバーできれば良いというレベルではあります(もちろん、体力があればそれ以上のパフォーマンスが出せるし、体力がないとそれ以下になるというのは全ての自転車で言えることですが)。

地元駅周辺を楽に移動する、という目的ではベストな選択肢であるといえるでしょう。

また近年は電動アシスト自転車が登場しています。これは平均時速が上がるわけではないのですが、「全ての登り坂を平地にする」というくらい登坂のメリットが高く、ロードバイクでもうんざりするような激坂をすいすい登ることができます。坂の多すぎるエリアでは真剣に考慮しても良い選択肢ではないでしょうか(また電動アシスト自転車は他車種に比べて驚異的に盗まれにくい、と言われています)。高いですけど。

もし今、シティサイクルに乗っていて、以下の高級な自転車への欲求が芽生え始めているようなタイミングであれば。
普通に乗られているママチャリのほとんどは必要以上にサドル位置が下がっているので、シートを適正な位置に設置し、タイヤに空気を入れて走ってみてください。自分が長年乗っている自転車が、思っていた以上に良いものであると実感できるはずです。
かつ、このシート位置の調整とタイヤの空気入れが面倒であると感じるなら。
以下の自転車を購入するのはやめておきましょう。この作業は楽しみの一つになるので。

■ミニベロ
目的とする快適さ:オシャレに軽快に街乗り

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「小さいタイヤ」の自転車をミニベロと呼びます。定義としては24インチ以下のタイヤサイズの自転車を指す小径車です。定義上折りたたみ自転車も元々はこの部類なのですが、近年では「折りたためない小径車」を指しています。

ミニベロはトラディショナルな形状からスポーティなフレーム構造まで多彩なルックスを持っており、ハンドルもフラットバー・ブルホーン・ドロップハンドルなど様々ですが、いずれも「オシャレでカジュアルなルックス」であることが最大のメリット。
スポーツ自転車はどうしても「ガチ」な印象を、シティサイクルでは日常のモッサリ感を与えてしまいますが、ミニベロは「おしゃれをして街乗り」に似合う車種です。
実際女性にも大変人気ですし、男性がカジュアルな服装ながら颯爽と駆け抜けていく様というのもこれまた格好が良いものです。この小粋さは他車種にはない強みと言えるでしょう。

走りの面でもタイヤが小径なために漕ぎ出しが軽く、ストップ&ゴーを繰り返す街中走行には最適。安価なモデルの場合はママチャリ以下の走りになりますが、軽量な有名メーカー車になるとクロスバイクに迫るスピード(時速20kmOver)を、スポーツモデルの車輌であればクロスバイク同等のスピード(時速25km)が出せるなど、意外と走ります。
反面、最高速の維持には弱く長距離の高速走行には不向きで、段差の大きい場所が苦手。またタイヤは小さいもののフレームサイズが大きく、意外と輪行には向かないというデメリットがあります。
自宅周辺での利用~50kmくらいまでのポタリングに適しており、折りたたみ自転車が欲しいけど輪行するかをよくよく考えたらほとんどしないだろう…という人はこちらを検討しても良いのではないでしょうか。

ミニベロ選びをする際に特に注意したいポイントは重量。10kgを少し上回る程度がミニベロの平均的な重量で、10kgを境に「軽い・重い」を判断すると良いでしょう。10kg未満のモデルはそれなりに高額ですが、ギアも良いものが使われており快適な走行ができます。
前述の通り、ホームセンターに売っているような安価なモデルはママチャリ並のパーツ構成で、重量もあり小径タイヤであるためにさらに走行性能が落ちるので気をつけましょう。

■折りたたみ自転車
目的とする快適さ:折りたたんで様々な場所に活用

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ミニベロの中でも折りたたみ収納ができるものがこの「折りたたみ自転車(フォールディングバイク)」。

シティサイクル以外の車種は多くが自宅内収納推奨ですが、室内スペースの幅を取らずに収納できるのは日本の住宅事情としてありがたいところ。特にBromptonというメーカーの車輌のコンパクトさは感動的です。
短時間で折りたたみと展開ができ、折りたたむことで非常に小さなサイズになるため輪行に最適で、自家用車やタクシーのトランクに積み込んだり、中型のコインロッカーに入れて安全に観光を楽しんだりと、折りたたみ自転車ならではの使い道ができ、他交通手段と組み合わせたアクティビティが楽しみやすいのが魅力です。
(折りたたんだ状態でスーツケースのように転がしながら移動できるリアキャリアをオプションとして持てる車両も多く、これが活用できるとさらに便利なのですが、現在の鉄道各社の輪行ルールでは使えないのが残念無念)

折りたたみ自転車は形状の種類が多く、バリバリ走れる本格的なスポーツタイプから日常用途、また収納性に特化した超小径車まで、様々な選択肢が存在します。
走行性能も形状に合わせて多彩ですが、超小径車を除けばミニベロ同様、クロスバイクに近い速度が出せるものもあり、なかなか馬鹿にはできません。長距離になるとさすがに辛い点もミニベロに近いですが、高額なスポーツタイプと鍛えた脚で100km以上のロングライドをする人も、実際のところ少なくありません。

デメリットとしては複雑な折りたたみ機構を持つために重くなりがちで、これを解消するために軽量化を計っていることがダイレクトに価格に影響しています。
このため、著名なメーカーのモデルや、街を走っている一見普通の折りたたみ自転車がロードバイク並のお値段(10~30万円)でびっくりしたりなどもしますが、DAHONなどは5~10万円で良質な選択肢を提供しているので、カジュアルに折りたたみ自転車を楽しむことはできるので安心してください。

また、折りたたみ自転車を買った多くの人が「折りたたんで使わない」という実態があります。愛車として毎日使うほど折りたたむ機会が少なくなったり、走行性能の向上を求めて大胆なカスタムして折りたためなくしてしまうなど、愛すれば愛するほど特化点が無駄になるのは悩ましいところ。

あと、ルック車を買うととにかく重くて、全然走らないわマイカーに積むでもないと可搬性がないわ、折りたたみ機構が壊れるわ(折りたためなくなる…だけなら良いのですがサドルやフォークが折れると大事故に)と、地獄を見ることになります。

■MTB
目的とする快適さ:未舗装・悪路を豪快に駆け抜ける

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よくロードバイクが「突出した存在」として語られていますが、自転車が道路を走るのは普通のこと。悪路走行を目的としたMTBこそが自転車の中では突出した存在と言えるのではないでしょうか。

「未舗装路を走破する」というとびきり趣味的な目的を持つ自転車がMTBで、悪路を走行できる極太で頑丈なタイヤ、強力なブレーキ、衝撃を吸収するためのサスペンションなど、特徴的な装備を用途に応じた様々なカスタムで備えています。
大まかな種類としては前サスのみでクロスバイクに近い「ハードテイル」、前後にサスが付いた「フルサスペンション」、崖のような山の下り坂を駆け下りるための重量級「ダウンヒル」があり、他競技種目に応じて様々な詳細区分があります。

街乗りをしていても石畳や砂利道、段差や水溜りなど自転車にとって障害となる路面は非常に多く存在していますが、MTBであれば快適な乗り心地で走ることができます。車体が頑丈なので荷物の積載能力も高く、バカでかいバックパックを背負っても安心。また、ギア数が多く坂道に強いなど、街乗り用途としてのメリットは多く挙げられないことはありません。

悪路走行・雨天の走行では圧倒的な性能を発揮する反面、舗装路においては重量があって走りが重く、タイヤも抵抗が多くグリップがなく、サスペンションは走行のパワーを大きく減衰させてしまうなど、高速・長距離走行には適していません(それでも安価なママチャリよりはよく走りますが)。
通勤や街乗り用途に購入するものとしてはあまりにオーバースペックな存在で、MTBブームが去った今、通勤用として選択することはないでしょう。ハードテイル以外は基本バカ高いですし。
やはり本領を発揮するのはトレイル(山のMTB用コース)。基本的には運搬用の自動車とセットで存在するべき自転車です。

ただ、無茶なぶん回し方をしても十分に耐える頑丈さがあるため、段差をバニーホップ(自転車でのジャンプ)で飛び越えてみたりといった、走りにプラスアルファの快感を加えていく楽しみはあるかもしれません。おすすめはしませんが。

MTBのルック車は重くて遅くて「悪路走行不可」という、一体なんのためにあるのかわからない完全完璧なゴミです。「ルック車」という言葉は元々この「マウンテンバイクルック」から生まれています。

■クロスバイク
目的とする快適さ:気軽に始められるスポーツ自転車の入口

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元々は「舗装路走行を可能にしたMTB」という位置付けで誕生し、年々ロードバイクの技術・規格に近付いてきているのが「クロスバイク」というカテゴリです。
ロードバイクにドロップハンドルではなくフラットバーハンドルをつけた「フラットバーロード」というものがありますが、最近は明確な違いがブレーキの機構くらいしかなく、それすら同じでクロスバイクとしてフラットバーロードが売られている事例すらあり、区分的にはよくわからないものになりつつあります。

自転車に乗りなれていなくても時速25kmくらいなら苦もなく出せて、50kmを越える長距離も軽々とこなせ、ペダルを踏み込むだけで走りの快感が得られる高い走行性能を獲得できます。

ロードバイクと違いフラットバーハンドルという慣れたハンドル形状、楽なライドポジション、ロードよりは太めで安定したタイヤなど、非常に乗りやすく価格も5万円から10万円程度とスポーツ自転車の入門用として最適で、街乗りにも向いた汎用性を備えています。

またロードバイクほどにはガチな接し方を求められないため、泥除けやスタンドを追加する乗り手も少なくありません。
スポーツ走行から脱落したならばカゴをつけてママチャリライクに使うことすらできるでしょう。

かようにスポーツ自転車の入り口としては非常に間口が広いのですが、そこはやはりスポーツ自転車。「通勤時間を短縮!」「観光地までロングライド!」など、憧れの目的を達成するためにはそれなりの体づくりは要求されますし、日常のメンテナンスはロードバイクと同じ頻度で必要になります。
その上で、クロスバイクを気に入れば気に入るほどロードバイクが欲しくなってしまう、スポーツ用途として持て余すならシティサイクルの方が断然勝手が良いという、長年愛しにくい中庸さがある点は否めません。

ルック車ではママチャリから便利な装備をはぎ取っただけの存在になるし、奮発して10万円以上のクロスバイクを買うなら最初から入門用ロードを買ってしまった方が良いため、実質的な選択肢が5~8万円くらいのレンジにしかないという選ぶ楽しみのなさもあえて難点としては挙げられます。
また、ロートバイクやMTBと同じ規格を持つためパーツ交換によるカスタムを楽しめないではないのですが、これまた主要なパーツ交換をするならロード用に貯金しておけば良かったと泣くことになりがちです。

ロードバイクへのステップアップを見越した選択肢としてはメリットが多いのですが、これは長くなるのでこのエントリでは割愛します。

■ロードバイク
目的とする快適さ:速さのために全てを注ぎ込む

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先ほどMTBを突出した存在と表現しましたが、ロードバイクも舗装路を走るだけで突出した存在であることは変わりません。

人間の体力を最大限に推進力に変換するために設計された最速の競技車がロードバイクです。
徹底的に軽量化された車体はシティサイクルの半分以下の重量、空気抵抗を減らすライドポジションを取らせることで驚異的な走行性能を発揮します。各パーツの精度が高く、一度加速すると平地ならペダルを回さずとも延々進み続ける感覚は独特で、自動車すら遅く感じられる瞬間を得られます。超高速に加え、100km以上の行程を走破できる長距離走行性能も秀逸で、輪行も加えると圧倒的な行動範囲を得られます。

しかし、この「超効率性」は自転車そのものだけでなく、乗り手に対しても多大な貢献を要します。
強い前傾姿勢が続くライドポジションは体幹が鍛えられるまでは腰や背筋、首や手の痛みがつきまといますし、「時速30km以上、距離100km以上」を走るためには相応の体力が必要です。カジュアルに乗れる他車種と違い、ロードバイクに乗るなら「ヘルメット・サイクルウェア・ビンディングシューズ」がほぼ必須。ドロップハンドルは細かい操作性をやや苦手とし、高速走行を可能にする細いタイヤは路面状況に過敏すぎ、段差に乗り上げた時にパンクしやすく、超高圧なタイヤ空気圧は抜けやすく毎週のメンテナンスが欠かせません。スタンド?泥除け?なにそれ?

素晴らしい走行効率を与えてくれますが、「移動のために使う道具」ではなく、「移動そのものを目的とする道具」であることはくれぐれも理解しておく必要があります。「自転車でダイエットができる☆」という感覚で踏み込むと、実は「自転車に乗るためにダイエットをしなければならない」ものだと気付くでしょう。「いろんなところに行くためにロードバイクが欲しい」と思っていたのに「ロードバイクで全力で走るためにいろんなところに行く」ようなライフスタイルになっていくでしょう。ロードバイクは「荷物を多く積めない」のではなく「ロードバイクでの走行の弊害になるので極限まで荷物を持たなくなる」ことにも気付くでしょう。

そうした「自転車のための生活」を求めるのであれば、ロードバイクは極上の楽しみを与えてくれます。
MTBやBMXも極上の楽しさがありますがこれらは得意とするフィールドへの移動が必要、しかしロードバイクの強みは舗装路面。家を出たその瞬間から快楽があります。

入門編となるエントリークラスであれば10万円~15万円で、レースやイベント出場を目指すならシマノ105コンポーネントを備えた15万円~25万円くらいの車両購入が目標となります。
「ロードバイクのルック車」というのはこういうエントリを読む人ならむしろ積極的に接触する機会すらないと思うのですが、世の中には「2万円のロードバイクもどき」という、逆に作る意味がわからないオリジナルなシフターが付いた激重なドロップハンドルのママチャリも実在し、意味がわかりません。

■その他の自転車
目的とする快適さ:特化した目的を達成する

こういう話をすると自転車好きなへそ曲がりが「○○に関する言及がない」とツッコミを入れてくるのでその他に関しても。

・シクロクロス ランドナー
ロードバイクに似たドロップハンドルを持つ車両が「シクロクロス」と「ランドナー」という車両です。
シクロクロスはオフロードを走行する競技の専用車両で、ドロ詰まりしにくいカンチレバーブレーキや幅が太いオフロード用タイヤを利用しています。クロスバイクが「MTBを土台に平地走行用に仕上げた」ものに対して、シクロクロスは「ロードバイクを土台にオフロード走行用に仕上げた」ものであり、この対比はなかなかおもしろいものです。
ランドナーはすでに衰退したカテゴリですが、自転車旅行用車両を意味します。長距離走行にはロードバイクが向いていますが、大量の荷物を運ぶには向かないため、太いタイヤと荷物を積むためのキャリア、雨天に対応できる泥除けを装備しています。

・リカンベント・BMX・ピスト他変態自転車
「リカンベント」…仰向けに近い姿勢で脚を前方にむけて漕ぐ、特徴的な自転車です。空気抵抗が圧倒的に少なく、脚力をまんべんなく使えるので、平地で素晴らしい最高速度を出すことができます。が、小回りがきかず走り出しが難しく登坂に向かないキワモノ。スポーツ自転車をこれから買おうかと思う人にすすめるアホが必ず一人は出てきますが、自動車に例えると「いろいろお出かけに使える車がほしいんだよねー」という人にパガーニのゾンダをすすめるようなものです。

「BMX」…20インチ径ホイールを持つ競技用自転車。モトクロスコースを走るレースタイプと、エクストリームスポーツ用のフリースタイルタイプに大別されます。ペグ、ジャイロ、フリーコースターハブなどBMXに独特なパーツが存在し、「ジャンプし着地する」動作が利用方法に含まれているため、自転車の中では最も頑丈です。基本的にサドルは座るものではありません。

「ピスト」…固定ギアを持つ競輪用車両。構造が極めて単純であり、このシンプルさがファッションとして受けましたが、2013年以降ノーブレーキピストの販売が完全禁止されたので、もはやオシャレっぽいけどシンプルでもなんでもない存在になりました。