AppleMusicを使ってみようとアップデートを試みたらレッドスクリーンが出て週末を無償交換のために奔走させられ、LINE MusicとAWAとAppleMusicをいろいろ試していたら7GBの通信料が足りなくなってまた詰んだraf00です。
というわけで、先週からLINE MusicとAWAとAppleMusicをそれぞれ試してみて、ちょっと定額制音楽ストリーミングサービスについてつらつら書いてみるか…と思ったところ、こんな記事がAscii.jpに掲載されていました。
ASCII.jp:Apple Musicが流行らない理由をユーザー視点で考えてみた
非常に考えさせられる記事で、インスパイアされるこれは深いものであったため、この記事に接触するユーザーのペルソナを立ててビジュアライズしてみました。
時間を返せ!
さてアスキーの記事のことは忘れることにして。
一気に3種類の定額制音楽ストリーミングサービスが登場しました。
raf00はhuluに毎月1000円、新日本プロレスワールドという新日の新旧動画が見放題なサービスに毎月1000円を払っており、いずれも「十分以上に元を取っているなぁ」と感じています。
というわけで、十分に使えるなら課金継続するもやぶさかではなかったのですが…いまいちハマれません。
というか定額音楽サービスなのに、まず最初にやったのは「音源持っているのにお気に入りの曲を探しまくり、お気に入りとしてチェックする」作業を延々と。本当にもう延々と。そうして一通り満足して曲を再生してみても、iPhoneに突っ込んで日常的に再生しているお気に入りプレイリストと全然変わらない。意味がない。
これじゃいかんとプレイリストをあれこれ再生してみたのですが、うん全然興味ない。
いやいやこれだけじゃ終われないだろうと、話題の曲や耳に残っている懐かしい曲などを検索して聴いていたのですが、このくらいなら別にyoutubeでいい。どうせ保存したい曲じゃないのだし。
という感じで、どうにも魅惑の世界への入口を見つけることができませんでした。
なんでこうもハマれないんだろう…と考えたのですが、どうやらこのサービスがどうこうというよりも、raf00の音楽鑑賞スタンスが全くこの定額音楽サービスに向いていないようです。
幅広く音楽を愛する人たちであれば多種多様なプレイリストを存分に楽しむことができるでしょうし、その中でお気に入りの曲との出会いもたくさん迎えるでしょう。特定のジャンルを深く愛する人であれば、そのジャンルの音楽にたっぷり浸って、さらに様々な知識を獲得していくことでしょう。
ミーハーでハマり屋な人なら、話題曲からお気に入りのアーティストを見つけて、そのアーティストの過去の作品をたっぷりダウンロードできるかもしれません。
しかし、raf00はどうも「特定の曲をピンポイントに愛する」タイプであるようで、その曲ばかりを聴いていたいし、そのアーティストの曲を順繰りに聴いていくことにすぐ飽き、好みのジャンルであっても「そのジャンルならなんでも聴きたい」というわけじゃない。こういうタイプだと定額音楽サービスはなかなか楽しめません。
raf00の傾向は特に偏屈なものであると自覚していますが、特定のアーティストをがっつり好んでいる人などもピンポイントで曲を購入したほうが良いので、向いていませんでした。
さらに言えば、そもそもiTunes Storeで年間12000円分の曲を購入できていないので、お得感が感じられないのかもしれません。ここ何年かは年にアルバム2~3枚とiTunesで10曲程度しか音楽にお金を使っていないので。
というわけで、個人的にはそもそも全く定額音楽サービスを楽しむ資格がないとわかってしまったのですが、音楽を普通に楽しんでいる人たちにとってはなかなか良い選択肢の一つになるだろうと思います。
LINE Musicはスタンダードな名曲や人気最新曲を中心とした配信曲・プレイリストを備えていて、ミーハーな需要を満たしつつ、LINEで友達にリンクを送れるなど中高生にターゲットを定めているのが明確に読み取れ、きっとウケるでしょう。
AWAは際立ってオシャレなUI、プレイリストとラジオを中心とした構成で、音楽フェスとのタイアップなんかを繰り返していくと「音楽好き」のマストアイテムになっていきそうな予感がします。
Apple Musicはいずれ最大の音源在庫を備えていくでしょう。その未来ではApple MusicとiTunes Storeが共存する世界になるのでしょうか、あるいはApple Musicが全てを飲み込んでいくのでしょうか。
いずれにせよ、定額音楽サービスは今後多くのアーティストを飲み込んで、音楽好きな人たちにとってなくてはならない存在になっていくはずです。
そんな中だから、ここでraf00は宣言しなければなりません。言っておかなければなりません。
引き続き、iPod大好き!
って。