このところ、有料メルマガやhulu、cakesなどなど、有料コンテンツへの課金をする機会が増えたものの、家族カードであんまりおいたばっかりやっていると諸々の家庭内稟議が通りにくくなるため、ちょっとクレジットカードに代わる決済方法がないかなーと思って「Vプリカ」を試したらこれが大変良かったのでご紹介したい。
■Vプリカって?
Vプリカはクレジットカード会社の最大手VISAが提供するインターネット決済用プリペイドだ。
オンライン上でアカウントを開設し、このアカウントで3000円/5000円/10000円のプリカを購入するごとにこの金額が利用できるカード番号が発行されるという仕組みとなっている。また、仕様上の面倒な点とそれがメリットになる点も後ほど書きたい。
■どのくらい簡単にVプリカが利用できるか。
会社の帰りに「そうだ、Vプリカを作ろう」と思い立ち、実際にVプリカが使えるようになるまでの時間がものすごく早かったので、どのくらい簡単か、ちょっとその流れを書いておこう。
1:アカウントを作成する
・新規アカウント作成画面でメールアドレスを入力
・メールアドレス宛に登録メールが届くので開く
・名前と性別・生年月日居住都道府県・電話番号・パスワードを入力
・アカウント作成完了
2:コンビニに行く
・各種コンビニ用に支払い番号を発行し、コンビニで決済。
3:完了。カード番号が発行されるので後は使うだけ。
早い。思い立って5分でVプリカが使えるようになったのだから、これは本当に早い。
■個人情報が最低限で済むので安心
Vプリカに入力しなければならない情報は、「名前」「生年月日」「居住都道府県」「電話番号」と少ない。審査も発生しないのでそこらの無料サービスに登録するような感覚で完了するのが特徴だ。
また、Vプリカの残高購入ごとにクレジットカード番号が発行されるため、万が一購入先でカード情報の流出が起こってもクレジットカードのような致命的なトラブルが発生しないので、情報漏えいへのリスク対策としても非常にメリットがあるといえるだろう。
また、カード単位での購入履歴も分散することができるので、昨今のリスクを恐れる人にはありがたい仕組みなのではなかろうか。
■有料コンテンツ販売で(ユーザー側から見た)メリットがある
Vプリカはその仕組上継続的な支払いサービスには使えない、という説明がされることがある。
自分もまだVプリカを使い始めて2日しか経っていないので、継続支払いが発生するサービスに使用した場合どのような動きになるのか調べる必要があるが、おそらく以下のどちらかだろう。
・自動引き落としには対応しておらず、1契約単位で終了する
・カード番号の残高が続く限り自動引き落としが行えるが、残高が不足した時点で止まる
このような仕様である場合、例えば有料メルマガの購読には不便…と考える向きもあるだろう。
だが、有料コンテンツを購読している際に非常にありがちなのが、「もう使っていないのにカード登録しているために自動引き落としされ続け、すっかり忘れているうちに毎月支払いが発生していた」というパターン。
実際これによって有料メルマガ発行者は救われている部分もあるほど頻繁な事例であるが、情報の受け手としては大変にもったいない。
このような自動引き落としの穴をVプリカを使うことである程度抑制できるのはメリットと言えるのではなかろうか。
ただし一定期間で再購読の申請もしくはカード情報の変更を行う必要があるので、面倒臭いことが苦手な人はこれまで通りクレジットカードを使うと良いかと。