【書評】「やせたいならコンビニでおでんを買いなさい」はダイエット界の「禁煙セラピー」だ

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タイトルはほぼ言ってみたかっただけなraf00です。

この数年で一気に太って、周囲からも「いい加減にしろ」「人間的にはともかく見た目的に大きくなったね!」などと言われるようになったのでダイエット宣言をしたのはともかく、ダイエットってすげえ面倒臭い。レコーディングダイエットが大事というのはわかっているけど、外食や自炊ではどのくらいのカロリーなのかわからないし、低カロリーな食事で抑えるために何を食べていくかを考えるのも、それを実行し続けることも面倒臭い。
そんなこんなで年明けからほとんど体重が変わらないまま過ごしてしまったraf00の元に、一冊の本が届けられました。

日経BP社「やせたいならコンビニでおでんを買いなさい」。明後日2月11日に発売になる本です。

やせたいならコンビニでおでんを買いなさい
やせたいならコンビニでおでんを買いなさい (著:鳴海淳義 出版:日経BP社 1100円)

著者は鳴海淳義さん。カリスマイケメンNaverまとめ職人であり、今最も勢いがある次回予告に飽きたイケメンブロガーであり、ロードバイクレースやトライアスロンにも出場するイケメンスポーツマンであり、イケメンヤキソバ愛好家であり、そして大体いつもIT業界Tシャツをさらっと着こなされているカリスマITファッショニスタでもある、あの@narumiさんです。

その@narumiの人気まとめ記事「1カ月半で10.5kgダイエットした人の全食事記録」や、サラダチキン/ブランパンなどのコンビニダイエット知識が本にまとめられたようです。

■コンビニ食品で痩せる、という優れた発想

レコーディングダイエットや低糖質ダイエットなど、世の中には非常に多くのダイエット方法が放たれていますが核にあるものは全て「1日の摂取カロリーを抑える食生活と運動」。ここに例外はありません。
その中で本書は「ダイエットではコンビニの誘惑に負けてはなりませんよ」という一般的なアドバイスの真逆を行く、「コンビニ食品はダイエット向き」という方法を紹介しています。
本書では以下の2つの大きなポイントが詳しく紹介されています。

・コンビニ食品はどの商品にもカロリーや栄養表示がきちんと記載されているので実はレコーディングダイエット向き
・コンビニにはおでんやサラダチキン、ノンオイルドレッシングのサラダなど、ダイエットに非常に効果の高いメニューが揃っている

「1カ月半で10.5kgダイエットした人の全食事記録」を読んだとき、この人はなんとストイックな生活をされているのか…と正直半ば以上呆れ顔であったのですが、こんな考え方で臨んでいたのかと、目から鱗が落ちました。
ちょうシンプル。ちょうわかりやすい。

確かにコンビニ食品は糖質・脂質などの表示が詳しく明記されているのでコントロールしやすいですし、その中から低カロリー低糖質なものを選んでいけば間違いなくダイエットを進められます。
さらにセブンのサラダチキンやローソンのブランパン、そして表題のコンビニおでんのように低カロリーな食品は豊富、なんだったらスープはるさめのようなインスタントダイエット食品もずらっと並んでいます。
なるほど、コンビニこそが最もダイエット食を実現しやすい環境になってきています。

コンビニ食が…というとダイエットを中心とする健康厨からは「コンビニ食は身体に悪い」などといちゃもんがつきがちですが、本書はその辺実におおらかに考えさせてくれます。確かにコンビニ各社もそれなりに気を使っているだろうし、第一「今から猛烈ダイエットせにゃ!」っていうタイミングでいちいち細かい食の安全とか考えてられませんしね。

また、コンビニ食ダイエットの素晴らしいところは面倒臭さが皆無であるところだと感じました。
なんでしょうね、美味しいものを食べにいく事は手間だと感じないのに、決められたものを食べなきゃならない、あるいは食べてはいけないとなると途端に面倒に感じられてしまいます。これまで、仕事をしながら身体に良い昼食を用意していくのも面倒、カロリーを考えて外食にでかけるのも面倒で、「もうコンビニで適当に済ますわ」という気分にもなっていたのですが、「コンビニこそダイエットにいいんですよ」となるとこれは素晴らしいじゃないですか。妥協の選択だった場所が有益な場所に変わるなんて実にいい。

というわけで、さっそくお昼におでん(だいこん・こんにゃく・しらたき)とサラダチキンを試してみたのですが…少し食べ過ぎてないか?という大満足感がありつつたったの135.8kcal。
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これはマジで最高のダイエット方法です。
本書ではさらにダイエットを進めるためのプチ断食(ファスティング)の方法や、ダイエットに役立つアプリの紹介、またダイエットの誘惑との付き合い方についてもとてもわかりやすく書かれているので、意識高いダイエットに挫折してきた人たちや、これから一気に締めてかかりたいぽっちゃりさんにはかなりオススメです。

死ぬほど読みやすく、説得力があり、なんか始めてみようかなーという気分にさせてくれる、本書はまさにダイエット界の「禁煙セラピー」やで!