財布を買い替えたんですよ。
使っている財布が随分前から使っていたもので、一度引退させたものの新しい財布がすぐに壊れてしまって再度活躍してもらい、使い続けること1年。いい加減買い換えないと。
で、新しい財布を購入するにあたって、改めて財布の使い方を考え直したい。
分厚いんですよ、財布が。いやさ、他の人達の強烈な分厚さと比べればまだ普通に感じたりもするけれど、やっぱり気になる。これをなんとかしたい。
これまで疑問に感じることなく分厚い財布を持ち歩いていましたが、よく考えるとすごく不便です。
・ただでさえケツがでかいのに、分厚い財布を入れているとさらにケツが出っ張る
・分厚い財布をケツポケットにしまっていると椅子に座るときにゴリゴリする
・左右のバランスを崩すので腰を悪くする
・分厚い財布のせいでパンツのケツポケットに穴が開いてしまう
これは買い換えねばなりません。
■「薄い財布」探し
というわけで、薄い財布を求めてみました。
「薄い財布」といえば、abrAsus。財布の構造を一から考え、薄さを徹底的に追求した2013年グッドデザイン賞受賞の話題の逸品。
ネット上での大量のステマ記事を読みながら、気になっていたんですよね。
そこで、実際に現物を触って確認してみました。
…うん、これは辛いよ。辛いものですよ。
abrAsus、確かに薄い財布です。間違いなくコンパクトさを徹底した財布です。
でも、薄さを追求することで、
・カード入れが一箇所に収納する形になっていて、4枚入れられるけれど取り出しが面倒
・札入れが特殊な形状をしていて、出し入れが少し面倒
・小銭入れが極小でいざ小銭が増えた時の余裕がない
などのデメリットが生じており、コンビニでの買い物などがちょっと面倒。
日常的に持ち歩くものだからコンパクトにまとめたいのですが、日常的に使うものでもあるだけに利便性を損なうのはちょっと困ります。
こういうライフハック的な、意識高い系のアイテムというのは物欲を大いに刺激されるのですが、実際に細かい面倒が重なり、それを受け入れなければならないもので、個人的にはあまり嬉しくありません。
それらを甘受できる人には良いものだと思うんですけどね。この薄さで秘密ポケットが付いているのは魅力ですし。
で、最有力候補を蹴って最終的に選んだのがこれ。
形的には全く無難な、一般的な二つ折り財布と同じ形式ながら、最厚部8mmと本体の薄さにこだわったなかなかステキな逸品。
見た目は実に普通です。こんな感じに。
しかし、カード類が4~8枚程度しか入らない、余分なポケットなどを排してごく薄いなどで、一通り紙幣や小銭、カードを入れても以前と比べてだいぶ薄くなります。
■薄い財布に変えて気付いたこと
昔高校生の頃に、渋谷でケツポケに入れていた財布をスられて以来、財布の存在感を感じ続けられないと不安で、薄い財布にすることで存在感が薄くなってしまうのではないか…と思っていたが杞憂でした。
むしろ胸ポケットに入れておいても全くかさばらず、より安心感のある場所にしまっておけるようになりました。
そして以前の財布に入れまくっていたカード。
保険証や診察券、会員証、サブ口座のキャッシュカード、T-Pointカードに各種ポイントカードや暗証番号カードなどは、別のカード入れに入れて鞄に突っ込むようになったのですが、なんでこんな無駄なカード類を財布に入れていたんだろう…と初めて気付かされました。
確かに保険証や診察券はいつも持ち歩いていたいものですし、ポイントカードがなくてもったいない気持ちになったりはするものの、各カードの月の利用回数を考えればたかが知れているし、使うタイミングで財布に入れておけば良いもの。
abrAsusに「意識高い生活のために利便性を犠牲にする」と感じましたが、「カードは何でも財布に入れておく」というのは「面倒を嫌ったはずがより厄介に」なるものだなと感じています。
また、普段持ち歩くカードを4枚に減らしたのですが全く支障なく、結果カード入れの収容物もかなり整理できています。(後から考えてみると、カード入れ別にするならabrAsusでも良かったのかもしれない)
あと、なんだか知らないけど金持ちの人達に薄い財布を見せると「経営者や金持ちは財布が薄いものだよ、いいねいいね」と褒められるようになりましたが、これに関しては「いやむしろ分厚くなって困るくらい紙幣入れられるような金持ちになりたいんですけど…」と申し上げたいです。
ともあれ、財布が薄くなると大変気持ちが良いので、おすすめです。
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