焼き鳥屋のプチトマト焼きへの愛

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早速酷い風邪をひいてブログ放置したraf00です。さらに前回エントリで馬鹿にした飯エントリです。

下戸なのであまり一人では立ち入らないものの、知人友人との飲みで焼き鳥屋に行くのが好きです。
肉の中でも鶏肉が好物なので、ひたすら串を積み上げ続けられます。本当にたまりません。
ももに手羽先、ぼんじりにせせり、ささみにレバー…タレでも塩でも七味唐辛子でも。あぁ本当に何本でもいけます。

で、後半に入ると必ず頼むものがあります。

プチトマト焼き。

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よほどのこだわりの店でなければ大概の焼き鳥屋で見かけるメニューですが、なんでかこれが好きでして。
プチトマトを串で刺して焼いただけ、このメニュー表のはしっこにちょいと書かれたメニューは欠かさず頼んでいます。

脂の多い串を連続で食べたあたりでちょっと口の中をさっぱりさせようかな…と注文して、毎回いろんな体験ができます。
串に刺さったトマトをブチュッと噛むとアツアツの汁が飛んで唇にかかって火傷する、ならばと一個そのまま口の中に放り込むと激熱なプチトマトが口の中で踊って死にそうになる。かといってぬるいプチトマト串などはまったく嬉しくない。
きっちり焼き上げてできたてをすぐに出してくれる良いお店ほど事故率が高く、そのたび舌が火傷でデロデロになる割に、どこで食っても「焼いたプチトマト」以上の何物でもないのですが、それでも欠かせません。
お店によっては豚バラやベーコン巻きで提供するお店もあり、豚脂とトマトの相性が最高で素晴らしい組み合わせなのですが、それはそれとしてできればプチトマトそのままでいただきたい。

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単純に「焼いたトマトが好き」という好みの問題もありますが、なんというかですね、このプチトマトの「語られることのなさ」が好ましいです。
「皮が美味い焼き鳥屋」や「ハツが自慢の焼き鳥屋」、「特筆できるレバーを出す店」など、焼き鳥屋には様々なウリがありますが、「プチトマトが美味い店」というのはありません(豚トマ串が美味い店はありますが)。
焼き鳥屋で好きな串ランキングを出しても、まず上位には顔を出さないでしょう。回転寿司ではコーンマヨ軍艦やツナマヨ軍艦が間違って上位に飛び込んでしまったりもするでしょうが、プチトマト串では考えられない。
そして、コンビニやスーパーの前でオヤツ感覚で焼き鳥を買って食べるのは楽しいものですが、プチトマト串はそれ単品で頼む気はしません。たっぷりと焼き鳥を平らげながらいただくプチトマト串が良い。
言うなれば寿司におけるガリのような、圧倒的脇役。

「注目されていないけれど語るに値するあの一品」という位に上りきれない存在ですが、なんでか毎回頼んでしまうし、現われるとちょっと嬉しいので、きっと同意が得られない中でも書き残しておきたいのです。

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