スペシャライズド ルーベ Elite 2018 にロードバイク買い替え!

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raf00です。
ロードバイクを買い替えました。specialized(スペシャライズド)のroubaix(ルーベ) Eliteに。2013年にFELTのF75でロードバイクデビューしてから4年。毎日の通勤の足として、週末のチャリ旅の共として、様々な思い出を作ってきましたが、老化が著しくなっていました。コンポは反応が鈍く、BBは頻繁にメンテナンスをしないと変な音が鳴り、オーバーホールに出しても「もうそろそろかもしれませんね」と言われるなど、いよいよ次のステップを考えるべき時期に差し掛かりました。4年。エントリーロードを使い倒した期間としてはそれなりに十分かもしれません。

FELT F75

ロードの買い替え。
これは今後の自分の自転車との付き合い方を改めて考える機会と言えます。ご存知の通りロードバイクにはオールラウンド、エアロ、ヒルクライム、エンデュランス(コンフォート)、最近は悪路踏破用のグラベルロードといった種類のモデルがあります。入門用にはオールラウンドが適切ですが、4年も走れば自分の求めたい方向性ははっきりしてくるもの。2台目のロードバイクは思い切り自分のスタンスに合わせていきたいものです。

これまで愛用してきたFELT F75は、圧倒的なコスパと尖った特徴のない構成ながら走りの評価はすこぶる高い、入門モデルとして最適な一台でした。アルミフレームのピュアレースモデルで、挙動をダイレクトに感じられる、スピード最重視なマシン。
初めてのロードバイクに「速さ」を求めた入門時としてはとても良いものに出会えたと思いますし、今ロードを買おうとする人がいればやっぱりオススメすると思います。

しかし、4年間走ってきて数度イベントには出たものの、レースに出場したいという意欲は全くなく、楽しさを感じていたのはむしろ「距離」。自転車1つで知る道知らない道を走り走行距離を眺めては悦に入る、そんな楽しみ方をしています。
F75が持つダイレクト感は走っていて楽しいのですが、そんな「距離」の楽しみ方をしていると地面の振動で手に痺れが出てくるのが困りモノでした。100kmくらいならなんとか凌いでいけますが、150km、200kmになるとこれはちょっとキツい。

となればカーボンフレーム。そしてエンデュランス。長距離を快適に踏破できる方向性を模索するべきでしょう。

以前のエントリでも触れましたが、この数年エンデュランスロードの進化は著しく、ただフレームを柔らかくポジションをアップライトにしたようなおざなりなカスタムではない、衝撃吸収と走行性能を両立させたモデルが多くリリースされています。
specializedのroubaix(ルーベ)、TREKのDomane(ドマーネ)、キャノンデールのSYNAPSE(シナプス)などなど。

各社それぞれ異なるギミックで衝撃吸収を実現していますが、raf00はそれぞれの試走で、特にspecializedのフューチャーショックに惚れ込みました。
これから数年を共にするならば。
30万円中盤という予算はカスタムも含めて非常に多彩な選択肢を見出だせる領域ですが、それらと比較してなお、roubaixは「今買うべき一台」だと感じられました。
roubaixには
・Expert……がっつり最上位。高くて無理
・Comp……最新Ultegra/1600g以下のホイールを備えた上位モデル
・Elite……昨年版から油圧ブレーキに変更。105モデル
・Sport……フレームのカーボンお安め、ホイール鉄下駄
といったモデルがあります。CompとEliteはコンポーネントがUltegra/105という違いがあり、ホイールもCompは1600gと「買い替えを検討する必要が当面ない」という素晴らしい構成で、その価格差がたった4万円(個別に換装すると桁が変わるレベル)。スペックとお値打ち感で言えばCompを選ぶべきなのですが……Eliteのマットブラックカラーに惚れ込みました。これは本当にカッコいい。specializedの2018年モデルお披露目イベントにも参加して実際のカラー全色を見比べて見たのですが、Compのツヤありブラック(レッドロゴ)と比べて断然好み。
これまでホワイトのF75に乗っていて「本来なら選びたくないが、しかし買って好きになっていこう」という妥協の選択でもあったので、最高に愛着が湧くカラーを選ぶべき、と考えました。
specialized roubaix Elite、相棒は君に決めた。

roubaix納車。インプレ

というわけで注文そして納車。

注文前にF75がパンク、さらにはBBがいよいよイカレてさようならせざるを得ないトラブルがあったり、納車の連絡がめちゃくちゃだったり、そのせいで「納車までのしばらくはDahon Horizeを遊び倒そう」とカスタムを始めた矢先に納車連絡があったりもして自転車問屋の適当さに呆れるなど3週間で様々なストーリーもあったのですがそれは割愛。
なんと美しいマシンでしょうか。ロードバイクとしては異例なほどギミック満載なのに、見た目はむしろすっごくシンプル。美しい…。

さて、ここからはroubaixの特長説明。
roubaixの目玉、フューチャーショック。ステアリングコラムの中に仕込まれた2cmのサスペンションで、ハンドルに伝わる縦方向の衝撃を吸収してくれます。
このサスペンションは意図的に押し込まなければバネ感を感じることがなく、しかし地面のコンディションにはきちんと反応する優れもの。左右に動くことはなく、ダンシングをしていても違和感がないよく出来た仕組みです。
特殊な機構であるにも関わらず、ステムは一般的な仕様のままなので体型に合わせて変えられるのもありがたいです。

もう一つの特長がコブルゴブラーシートポスト。特徴的なくの字型の箇所はZertz振動減衰機構で縦方向の衝撃をいなし、シートポストそのものもしなりにより衝撃を吸収する機構になっています。スペシャが以前から激推ししているパーツで、これは結構憧れでした。単品だと2万円しますしね。
roubaixはその名の通り「最も路面環境が過酷なプロロードレース」であるパリ~ルーベ用に開発されたエンデュランスロードですが、衝撃吸収の機構をフューチャーショックとシートポストに集中することで、フレームそのものはすこぶるレーシーで高剛性なものになっています。多くのエンデュランスロードが「フレームをしならせる」という、本来ロードバイクで重視したいポイントの逆をいかなければならないところを解決している点が魅力。実際走ってみてもふにゃっとした感覚はほとんどありません(高速域でコブルゴブラーシートポスト由来なのか、緩やかな謎の突き上げは感じますが)

しかし本当にこの組み合わせは凄いです。乗り味は「走れるロード」なのに、衝撃だけが笑えるほど消えるという。

最近のロードバイク業界で話題のディスクブレーキも搭載。2018年モデルからeliteも油圧になりました。当然、効きます。キャリパーブレーキだとリアブレーキの効きがどうしても弱かったのですが、ガッツリ効きます。一気に効かせるとピストでスキッドかけたんじゃないかというくらいガッツリロックさせることすらできます。ブラケットポジションでこれなので、下り坂でハンドルを持ち替える必要もなし。
合わせてクイックリリースがスルーアスクルに変わりますが、試しに外してみたところそれほどの手間ではありませんでした。むしろクイックリリースで「締めが緩かったら…」という不安がないので思い切り回せます(上級者だとコーナーリング時の安定感も感じられるそうですが、raf00 にはわかりません…)

ホイールを外す時は油圧ブレーキが閉じないようにスペーサーを噛ませる必要があるのですが、これも「パチッ」とはめるだけ。モノがコンパクトなので輪行袋に入れておけるので、それほど輪行に苦があるようには感じられません。

タイヤは28cとクロスバイク並の太タイヤ。真っ先に変更すべきかと思っていたのですが、Turbo Proはなかなか悪くありません。というか思っていた以上に良い感じです。本格的に登坂を始めるなら換装した方が良さそうですが、普段乗りやロングライドではむしろ都合が良いんじゃないかと思えるくらい。

油圧ブレーキになるとブラケットがめっちゃ肥大化します。今年シマノから出るアルテグラグレードのブラケットは幾分小型化するようですが。個人的にはなんとなくカッコいいのでOK!

上から見るとやっぱりブラケットデカいですね。ハンドルバーはハンドル上部がやや扁平。ただ厚みがあるので「エアロか?」というとちょっと微妙。ケーブルが中央に密集してサイコンやライトの取り付けに難儀しているので、このあたりは付け方を考えたいところ。

コンポーネントは105のリア11速。スプロケットは11-32tと、ロングライド・ヒルクライムセッティング。F75が11-25tだったのでかなり軽さが増しました。平地は重いギアで走りたがるくせに登坂がとにかく苦手なので、軽さ方向が加わる構成だと本当に助かります。

また、roubaixシリーズにはボトルケージ用のダボ穴の下に追加のダボ穴が付いていて、このスペースに最小限のパンク修理キットが収納できるROAD SWAT BOXを搭載できます。デッドスペースの活用と低重心化を両立するナイスなアイディアで、いずれ搭載を検討したいところ。roubaix Eliteだとマットブラックのフレームカラーとの一体感が半端ないんですよねー。

早速実走

シェイクダウンだったらお馴染みの荒川でしょう!と、荒川を走ってみました。
まず驚くのが、28cタイヤとクロスバイク並のごん太タイヤなのに意外なほどカチっと走ること。完全にレーシーで23cのタイヤを履かせたF75に比べて走り出しのキビキビ感はないものの、タイヤの太さを感じさせないくらいきちんと「ロードの走り」を感じさせます。

で、衝撃吸収。
各所で語られている言葉ですが、raf00も存分に感じました。

「こりゃ、ズルい。」

ロードバイクの走行感はそのまま、スピードもこれまでのロードと変わらず出ているのに、びっくりするほど振動がきません。

最近新たに舗装された道に多い「目の粗いアスファルト」は、アルミロードで走っていると手や体に電気が走ったような細かい衝撃を受け、速度が上がるほど振動の度合いも増えるので憂鬱でしたが、roubaixで走るとすこぶるスムーズに走れます。
細かい割れ目や段差も意に介さず通過できますが、これはタイヤの太さもあるのでしょう。ガンガン進めます。

下りも強烈。
こういう段差舗装がされていると走行が不安定になる怖さが伴いますが、フューチャーショックはこれも無効化してくれます。縦方向の衝撃はガッツリ吸収するものの、左右方向のバランスの狂いは正確に身体に伝わってくるのでグリップ感覚が薄れることはなく、かなり安心感があります。
ま、raf00は下り恐怖症でそもそも下り坂でスピードを出すことがないんですが。そんな下り坂恐怖症にはディスクブレーキが嬉しいです。効きます。すっげー効きます。キャリパーブレーキとは違う「シャワワワワワ」という独特なブレーキ音には慣れないものの効果は絶大。

そして試走最後のチャレンジ。荒川は部分的に砂利道を渡る必要があり、これまでは自転車を降りて歩いていたのですが、せっかくなので走ってみました。

みました。
走れました。普通に。力強く。
まるでMTBで走っているかのように。
さすがパリ~ルーベを走るための決戦兵器。砂利道でもがっつり衝撃を殺してなんてことなく走れます。「パンクしたらしたで仕方ねえ!」と思っていたのですが、全く不安なし。

砂利道を走れつつ、道路に戻れば普通の走りっぷりは普通にレーシングバイクのそれ。反則ですよこれ。

あれこれと試しながら走ってみましたが、衝撃を大幅に消せることで身体の疲れ方は決定的に変わってきます。これまで、「脚は残ってるんだけど、身体全体の疲れがとにかくひどい」という経験を何度もしてきましたが、この試走では使った脚だけが疲れ、身体全体は心地よいくらい。付属のシートがやや固めですが、悪路まで走り回った割にコブルゴブラーで「突き上げられる痛み」はまるでなし。

2017年にフューチャーショックを備えて登場したroubaixは
・全てのエンデュランスバイクを過去にする
・ロードバイクの歴史のターニングポイントになる
など、様々なインプレで強烈過ぎる言葉で評価されることが多く、あまりの褒めっぷりに「いやいや言うてもエンデュランスロードでしょー?それはさすがに言い過ぎじゃねーのー?」と逆に構えてしまうくらいでしたが、実際に乗ってみるとわかります。これは本当にとんでもないものです。

ロングライドが楽しくて仕方ない最近ですが、このroubaixは相当raf00を助けてくれそうです。

roubaixで夢を叶えよう

ロードバイクを始めて、raf00には夢があります。

軽井沢を越えて直江津をゴールとする、日本横断ルートの制覇。

これはクロスバイクに乗っていた時代にはてなダイアリーの記事を読んで以来、ずっと憧れ続けた夢です。

4つのサイクリングロードをつないで日本海へ – Blue-Periodさんの日記

この記事はクロスバイクでせいぜい50kmを走っていた頃には衝撃でした。なんと派手で、なんと楽しそうで、なんと辛そうな旅であることか。自転車に乗るならばいつかやらなきゃならない。そう思っていました。自分の自転車趣味におけるBlue-Periodさんの影響は多大なものがあります(長くお病気を患われており心配しているとともに、お病気が元で写真と自転車を趣味から外さざるを得なくなられたことを悲しく思います)。

今年、F75でこの夢を叶えようと計画したものの、予定日に台風がぶつかったりして実現できていないのですが、新しい相棒、roubaixとこれを叶えたいなと、そんなことを思いながらraf00の自転車趣味は新ステージに突入します。

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