保育園反対運動と「施設は必要、ただし俺の裏庭以外」とraf00の体験

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千葉県市川市の保育園の反対運動による開園中止はしょうがない – Enter101
保育園か幼稚園の隣に住んでみろよ
私立保育園:「子供の声うるさい」開園断念 千葉・市川 – 毎日新聞

市川で「子供の声がうるさくなるから」と、保育園の開園が断念されたそうですな。
この話題を巡って、社会的な視点や近隣に住む人の視点などからそこかしこで議論が起きています。
この話題に関連して、過去にraf00が体験したことと、思うことなどを。

生まれ育った家は幼稚園の隣

raf00は生まれてから20過ぎまで、神奈川県川崎市の住宅街で暮らしてきました。小学校の6年間で生徒の2/3くらいがどこかに引っ越していき、2/3くらいが転校して仲間になるような引越しがやたらと多いエリア。
で、自宅から徒歩30秒の至近距離に(規模としては非常に大きい私立の)幼稚園が存在するという大変今回の話題に近い居住環境でした。自分もその幼稚園に通っていたのですが、カーテンを閉めていないと幼稚園から自宅の中が丸見え。幼稚園にいた頃は窓から「あ、お母さんが洗濯物を干しているぞ」と眺めていたこともありました。

そんな至近距離なので、子供の声が大きいというのは20数年の実感として十分に体験しています。
大量の通園者の話し声、通園を渋る園児の鳴き声はスズメの鳴き声と同じくらい、毎朝の爽やかなBGMとして存在していましたし、お遊戯の声は丸聞こえ。その幼稚園には広い校庭と遊具が豊富にあったので、遊ぶ時間になると子供たちのテンションはマックスです。
夏場など窓を開け放てば最大音量で幼稚園の騒音が自宅のどこにいても聞こえますし、窓を閉めても幼稚園に人がいる限り全くの静寂などは感じられることがありません。特に自宅は古い家で防音性ゼロ。

ただ、それで生活が困難になるレベルかといえば全然そんなことはなくて。フリーライター時代も実家にいましたが、徹夜明けで午前中に布団に入って寝られないほどの音かと言えばそんなことはなく、自宅で生活していればいつでも幼稚園の音は聞こえますが「日常の音」くらいのレベルで過ごしていけるはずです。24時間毎日自宅で作業しているような環境でも、「あー、幼稚園終わったかーもうこんな時間かー」と時計代わりにするくらいの生活をしていました。
よほど生活に支障が出るとするなら幼稚園・保育園が完全に隣接したアパート…くらいのものでしょう。

生まれ育った住宅街で起きたこと

20年30年前という時代がおおらかだった、ということもあるのでしょうが、とかく引越しの多い我が地元、時代が進むほどになんだか変な騒動が増えました。

・夏休みに近所の公園で行われていた朝のラジオ体操が近隣住民のクレームでなくなる
・同じく近所の公園で行われていた盆踊りが近隣住民のクレームでなくなる
・同じく近所の公園でのスポーツ・花火が近隣住民のクレームで禁止になる
・幼稚園にうるさいとクレームが寄せられる

いずれも新しく引っ越してきた人たちによるクレーム。上記にはるか昔から触れていた地元住民的には「その隣に引っ越してきておいて何言ってんの?」という感じで呆れていましたが、そのまま地元の楽しいあれこれは消えています。
なおその公園は遊ぶ人が減って一時かなり荒廃したりもしました。

ウチの住宅街は都内に勤めているファミリー層が戸建やマンションを求めて集まる郊外エリア。子供の育成のために家買っちゃいました的な人が大半です。そんなエリアでラジオ体操や盆踊りをなくしてしまってどうするんでしょうね?

一人暮らし時代も隣が中学校

20過ぎて一人暮らしを始めたのですが、実家から出て初めての引越し、うっかり真裏が中学校というアパートを選んでしまいまして。
1Kの1階で浴室の窓を開けるとすぐお隣は中学校のグラウンド。部活中にボールが家の壁に当たって「ボコン!」と音がするような体験もありました。
しかも当時は夜中まで働いて、午前3時に帰宅して午前いっぱい寝てから出社するような日もざらにありました。
そしてこれまた最悪なことにおんぼろ家屋で音漏れどころか隣の家の衣擦れの音すらクリアに聞き取れる最悪の防音環境。これまた酷い環境でしたが、寝れないかっつったらそんなに凄まじくうるさいものでもなかったですよ。
うるさいのは午後2時以降の吹奏楽部。金管はさすがに厳しいものがあります。

便利なものが地元に欲しい、でも家の近くは嫌

で、今。
埼玉に一戸建てを購入して過ごしています。
ちょっと話が変わるのですが、最近近所に新しく火葬場を作る計画が動き出しています。
近所とはいえ徒歩10分くらいはあるのですが、自宅周辺でもこの火葬場建築に対して反対運動が起きていたりします。
しかしですな、元々近隣に火葬場が少なく、数少ない場所も予約がいっぱいで、物凄い遠くまで焼きに行かなきゃならないと愚痴られていたエリア。火葬場ができるというニュースはポジティブであるはずです。
まぁ火葬場ができるとごく近隣の地価が下がるという話は存在します。だからって徒歩10分の住民には関係ないこと。反対する理由がなんかあるの…?という話ですよ。

って感じでね、どうも「保育園に反対」話題はいろいろ同意しかねるんですよ。
本当に近隣に住んでいる人たちが困る場合はあります。体験として全く厄介でなかったとは言えない。
でも、その迷惑を被る人に無関係な人が同調して、結局その施設ができなくて(当事者を含めた)皆が困るっていう流れが多すぎませんかね?
「夜勤明けで日中家で寝る人もいる」「元々そこに住んでいた人たちもいる」という言葉は、まぁ確かに正論っぽいのですが、本当に正論たりうるんでしょうかね?

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